以前よりサポーターからも獲得の要望がった鈴木大輔選手が正式にチームを退団してフリーとなりました。
本人からは次のチームへの言及はなされていません。過去のコラム等を読んでみると、海外での選手生活に非常に充実感をもってプレーしているように思えます。
そのため、日本への復帰の可能性は未知数ですが、ヴィッセル神戸が鈴木選手を獲得すべき理由を考えてみました。
リーグ後半戦・天皇杯に出場できる!
移籍市場は8/17に閉幕しましたが、Jリーグの規定では9/14までは追加登録が認められています。
引用元:Jリーグ公式
つまり、フリーの鈴木選手は獲得が可能となります。天皇杯、リーグ戦を勝ち抜くためには必要な戦力に思えます。
しかもフリーですので移籍金が発生しません。
アンカーの位置の選手層を考えてみると、藤田選手、三原選手がいますが、三原選手がけが人の影響で右サイドバックを務めることが多いため、アンカーの位置は手薄となっています。そのため、湘南戦では大崎選手がアンカーを務めました。
となると万一の状況を考えるとアンカー、ディフェンダーはやや手薄です。
ワールドカップがあった今年度のスケジュールは過酷なことも考慮すると選手層は厚いに越したことはありません。
※もちろん今のディフェンス陣には頑張ってほしいですけど!!
ACLに出場した際、大会規定の影響でDFが手薄に
大崎選手、ヤセル選手とディフェンダーの補強は既に行われていますが、ACLの大会規定では外国人枠は3+AFC加盟国1の4人しか登録できません。
Jリーグでは提携国枠として日本人扱いになっているティーラトン選手、ヤセル選手はACLではJリーグでいうところのアジア枠とみなされてしまいます。
※ティーラトン選手、ヤセル選手はレンタル中なので、完全移籍した場合で考えています。
つまり、リーグ戦ではキム・スンギュ選手がアジア枠として枠を消化しているため、同様にフォーメーションを組むと多国籍軍であるヴィッセルは外国人枠が足りない状況になります。
そのためにもACLを本気で目指すのであれば日本人である鈴木選手は必要な戦力と言えます。
また柏時代にACLの出場経験もあることも大きな理由のひとつです。
スペインでの経験「メンタル」「サッカーの考え方」
こちらは鈴木選手のTwitterですが、さまざまなインタビューやコラムでスペインと日本のサッカーの考え方についてお話されています。
Tweets by wanpaku_bozu
こちらのインタビューも面白いので是非ご覧ください。
鈴木選手の海外で得た経験や考え方は多国籍軍であるチーム事情を考えると必要に思えます。
プレースタイルは空中戦が強く、外国人に当たり負けしないフィジカルがあるDFの印象ですが、スペインでは非常に後方からのビルドアップが求められるため、ビルドアップ能力、意識は向上しているはずです。
イニエスタ選手が来たことや、ヴィッセル神戸がスペインのバルセロナのサッカーを目指す上でもすんなりとチームにフィットしてくれるのではないでしょうか?
まとめ
日本復帰を考えた場合、古巣の柏レイソルも十分に移籍する可能性はあります。
ACLを目指すヴィッセルにとっては移籍金ゼロで獲得可能なこの時期を逃してしまうのはもったいないです。
移籍というのものは蓋を開けてみないと本当にわかりませんが、「火のない所に煙は立たぬ」ともいいますし、、、
交渉につけるのであれば是非検討してほしいですね!
紹介しているのは記事の一部ですので、全文は引用元のGoal.comをご参照ください。
昨シーズン限りでスペイン2部ジムナスティック・タラゴナを退団した日本人DF鈴木大輔が19日、インスタグラムを更新し、タラゴナのファンに別れの挨拶を綴った。
鈴木は2010年に当時J1のアルビレックス新潟でデビューすると、その後柏レイソルを経て、2016年にスペイン2部のジムナスティックに加入。3シーズンで公式戦72試合に出場した。昨シーズン限りでジムナスティックを退団した鈴木はSNSを更新し、スペイン語で熱い思いをファンに伝えている。
続き:Goal.com
ステップアップのために契約延長拒否して干されたってのが気になる。
本人は海外での挑戦は続けたいでしょう。
まだ28だし。
ただ間違いなくヴィッセルも魅力的なチームになっているので、オファーすれば検討してくれそう。
ウヨンが移籍してイニエスタが入るかもしれない状況で、もう鈴木大輔しかいないと思っていた。
外国人枠問題もあるし日本代表レベルで頭脳的な戦術理解度の高いプレーの出来る選手となるとスペインで揉まれた鈴木大輔はうってつけ。
更にはバルサ化したいヴィッセルにとってはこの上ない補強。
28歳で脂の乗った選手だし是非とってほしい!